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熊野神社 (匝瑳市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊野神社
熊野神社(匝瑳市)
所在地 千葉県匝瑳市宮本256
位置 北緯35度42分42秒 東経140度33分00秒 / 北緯35.71167度 東経140.55000度 / 35.71167; 140.55000座標: 北緯35度42分42秒 東経140度33分00秒 / 北緯35.71167度 東経140.55000度 / 35.71167; 140.55000
主祭神 伊弉册命・速玉男命・事解男命
社格 村社
創建 大同元年(806年
本殿の様式 神明造
例祭 4月15日
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熊野神社(くまのじんじゃ)は、千葉県匝瑳市宮本(下総国匝瑳郡)にある神社。旧社格村社

伊弉册命・速玉男命・事解男命を祀る。

熊野神社の拝殿

歴史

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大同元年(806年)の創祀と伝え、熊野山領の匝瑳南条荘十二郷の古社にして惣鎮守であり、近郷の多くの熊野神社は当社の分霊である。

境内に建ち並ぶ、本殿(銅板葺神明造)、幣殿(銅板葺神明造)、拝殿(銅板葺権現造)は、元久2年(1205年)に造営再興され、以後は地頭椎名氏らにより修理造営されている。もと三社権現・若一王子社とも呼ばれていたが、明治2年(1869年)に「熊野神社」と改号、明治45年(1912年)村社に列した。

現在は安産祈願所として多くの信者を集めている。

文化財

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  • 梵鐘(文和二年在銘)1口・附和鏡1面・陶器1口(千葉県指定有形文化財 昭和33年4月23日指定)
    梵鐘は、総高95センチメートル、口径56センチメートルで、3段組で鋳上げられており、乳は4段4列、上帯、下帯とも素文である[1]。池の間三区に渡って銘文が刻まれている[1]
    昭和17年(1942年)に境内にあったの老樹が枯死し、その根株下から常滑器のと松草散文鏡(壺のふたにされていた)が発見され、社宝の文和2年(1353年)在銘の梵鐘とともに、千葉県の有形文化財に指定されている。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 千葉県指定文化財 梵鐘(文和2年在銘)一口・附和鏡一面・陶器一口 (屋外案内板). 千葉県匝瑳市宮本256(熊野神社境内): 千葉県教育委員会、八匝教育委員会、熊野神社. 1 December 1980.

参考文献

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  • 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典<12> 千葉県』人文社、1997年。

外部リンク

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